【糖質制限だけじゃダメ?】糖尿病でカロリー計算が必要な理由

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はじめに

糖尿病は、血液中のグルコース(血糖値)が高くなりすぎる状態で、食事の療法が重要な役割を果たします。

糖尿病の食事療法には、食品の種類や量、タイミングなどが重要で、適切なカロリー計算が必要不可欠です。

 

ここでは、糖尿病の食事療法におけるカロリー計算の重要性や方法について詳しく解説します。

カロリー計算の重要性

糖尿病は炭水化物(糖質)の量だけコントロールすれば良いんじゃないの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

一方で、肥満そのものが糖尿病のリスクであることを忘れてはいけませんね。

 

必要量以上のカロリーを摂取して内臓脂肪が増えると、内臓脂肪が分泌するアディポサイトカインという物質の影響で糖尿病になりやすくなります。

アディポサイトカインは、血糖値を下げるために必要なインスリンの効きが悪くする働きがあります。

 

カロリー計算の方法

(1) 身長から標準体重を計算
標準体重=身長(m)×身長(m)×22

(2) 身体活動レベルを3パターンから選ぶ(標準体重1㎏あたり必要なカロリー)
体重や作業量が標準的な成人の場合:25〜30kcal/kg
高齢者や肥満者:25kcal以下/kg
作業量が多い人や若年者:30kcal以上/kg

(3) (1)と(2)から必要カロリーを計算する

標準体重×体重1kgあたりに必要なカロリー=1日の必要カロリー

まとめ

糖尿病の食事療法において、適切なカロリー計算が重要な役割を果たします。標準体重や活動レベルなどを考慮し、摂取カロリー量を適切に調整することで、健康的な体重管理や血糖値の安定化につなげることができます。

その他、定期的な健康診断や医師との相談も大切です。

糖尿病の食事療法については、個人差があるため、自身の体調や生活習慣に合わせた適切なアドバイスを受けるようにしましょう。

 

一方で糖尿病患者が一方的にカロリー制限を行うことは、逆に健康を損なうこともあります。

糖尿病をコントロールし、健康な生活を送れるようにしていきましょうね!

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