【高身長は不利】BMIの矛盾を超簡単に解説【本当は太ってない】

特定保健指導

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今回紹介するのはBMIです。

 

言葉は聞くけど計算方法が分からない方も多いのではないでしょうか。

アルファベットだからと言って、難しく考えず一つの指標なのかー。くらいに考えてみてください。

 

この記事をおすすめしたい人は

✔BMIってよく聞く言葉だけどよくわからない

✔身長が高いから体重が多いのは仕方ない

✔BMIが高くて特定保健指導に呼ばれた

などです。

 

それではどうぞ!

BMIとは

厚生労働省のホームページによると

 

[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で算出される値。

 

とのことです。

 

まぁこんなこと引用しなくても、医学書や適当にググればどこでも出てきますね。(笑)

肥満度を表す指標として活用されています。

 

日本肥満学会の定めた基準では18.5未満が「低体重(やせ)」、18.5以上25未満が「普通体重」、25以上が「肥満」で、肥満はその度合いによってさらに「肥満1」から「肥満4」に分類されます。

 

ちなみに学生時代の先生はこんなことも言ってました。

 

 

今どき女子の平均値はBMI18.5くらなんだろうな。

それが良いか悪いかは別として。

 

BMIが使われる場面

最も多いのは医療分野です。

 

芸能分野では、かつてパリコレモデルが18.5以上でないと出演できないという話もありましたね。

世界の美のお手本になるような人たちが、不健康というのは良くないですね。

それが美しいと勘違いした未来ある若者たちが、こぞって体重を落としてしまうことになりますからね。



金融分野では、民間の医療保険などに加入するさい、リスク要因としてBMIを確認しているところもあるようです。

BMIが高ければ、「病気になる確率が高いから保険料上げますね。」ということですね。

私も特定保険指導のお話をしていると、「もうすぐ医療保険の更新だから、次の健診は絶対に悪化できない。」という話をよく聞きます。

理由はともあれ、健康づくりのモチベーションを高めてくださることは嬉しいのですけどね(笑)

 

話しは戻って医療分野ですが、健康診断の結果などが一番使われているかもしれません。

 

特定健診・特定保健指導でもBMIは判定基準があります。

 

こちらの記事もご参照ください。

特定健診・特定保健指導って何?

 

 

こちらでは腹囲が男性85㎝、女子が90㎝以上という条件だけでなく

BMIが25以上であれば保健指導の対象になる可能性があります。

 

つまりBMIはメタボ判定の一つになるということですね。

 

 

身長が高い場合

これまで600人以上のメタボの方と対面でお話をしてきましたが、

そのうち60人くらいは身長が180㎝以上あり、さらに腹囲は男性85㎝、女子90㎝を下回っていたと思います。



つまりこの人たちはお腹は出ていないけれども、身長に対して体重が多いということです。

(もちろん、血圧や血液検査の結果が悪かったり、煙草を吸ってたりします。)

 

 

彼らは見た目的にはいわゆるメタボという感じではありません。

 

むしろスポーツなどをされてマッチョタイプの方もいます。

 

これがBMIという基準値の弱いところで、

筋肉にも重量があるということです。

 

 

また身長が高い方は低い方に比べて、骨や筋肉は大きめです。

もしかしたら臓器の大きさも大きめなのかもしれません。

 

そうなってくると脂肪以外の部分が占める割合というのが大きくなります。

つまり単純に肥満度を表すのが難しいということです。

 

 

中にはBMIの矛盾について私にクレームを言ってくる方もいらっしゃいました。

 

もちろん私は国が決めた基準だからどうしようもないとは言いつつも、

同情する部分もありました。

 

私は身長低めですけどね(笑)

 

その一方で、前述のとおり特定保健指導の対象になった方は

血圧

血糖値

中性脂肪

コレステロール

等の数値が悪いことや

 

タバコを吸っている

 

という事実もあります。

 



メタボリックシンドロームと言うのは

ただ単に太っている

内臓脂肪が多い(お腹ポッコリ)

というだけではなく

 

高血圧症や脂質異常症、糖尿病などの要因を持つ状態のことを指します。

 

 

そのため、筋肉が多く、スマートな見た目であっても生活習慣を改善する必要はあるということになります。

 

 

その部分を伝えるとご理解いただけることが多いのですが、

それでも不満そうにされる方もいますね。

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

BMIが高値でも身長が高ければ、絶対に体脂肪率が高いという訳ではありません。

また身長の高低に関わらず、筋肉質なタイプの人体脂肪率が低くてもはBMIが高くなります。

 

どんな指標にも弱点があるように、BMIにも弱点があるということですね。

 

最近健康のことが心配という方はこちらも併せてご覧ください。

 

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ぜひ楽しみながら健康づくりをしてみてくださいね!

 

 

 

 

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