特定保健指導の仕事の実際について

管理栄養士のりーです。

私は特定保健指導の業務を2箇所でしたことがあります。

自己紹介についてはこちらの記事でも少し紹介しています。

特定保健指導の仕事の実際について

一つ目の職場は総合病院の検診部で働いていました。
管理栄養士として採用されたものの、実際には事務の方とほとんど同じような仕事をしていました。
全体の5%ぐらいが特定保健指導の業務というイメージです。
二つ目の職場は健康保険組合の特定保健指導業務を受託する会社で働いていました。
そこでは特定保健指導の業務を担当していました。
こちらはほぼ100パーセントが特定保健指導の業務です。
それではひとつずつ紹介していきたいと思います。

総合病院の検診部の仕事

まず一つ目の総合病院の検診部での仕事です。
ほとんどの仕事が事務の方と同じでした。具体的な業務内容は、特定健診やその他健康診断などの受付業務、検診結果の入力、検診の準備などでした。
その合間に特定保健指導の業務を行うという感じです。
検診システムがアナログすぎて、残業が非常に多くとても大変でした。しかし、その間で行う特定保健指導の業務は、非常にやりがいを感じていました。

対象者の特性

ここでの特定保健指導は、自ら特定保健指導を受診したいという方が名乗り出て来られ、その方々に特定保健指導を行うという形です。
そのため皆さん非常にやる気があり、健康づくりに前向きな方ばかりでした。

業務量について

件数としては 1ヶ月に1~2件なので継続支援もほとんどありません。一人一人丁寧にお返事することができたので、未経験だった私にとっては良かったのかもしれません。

退職した理由

事務職の方と一緒に行っていた仕事も、それはそれで非常にやりがいがありましたが、若かった私は管理栄養士としてのスキルアップを図りたいと思い、こちらの職場は辞めてしまいました。
私立の総合病院なので、待遇はそれほど悪くなかったです。また人間関係も良かったので今となってはもったいないことをしたなと思うこともあります。
検診の受付業務の合間に特定保健指導の受診勧奨などを実施してみましたが、仕事中に抜けてきている方が多く、なかなか受けて帰るという 人はいませんでした。
タバコを吸っているかどうか、腹囲、BMI、 血圧はすぐに結果が分かりますが、血糖とHbA1c、コレステロール値や中性脂肪の値は すぐに検査の結果を出すことはできません。
私が所属していた部署では血液検査は外注していました。特定保健指導を希望された方がもしいらっしゃった場合、検体を総合病院(別の建物)に持って行き、急いで検査結果を出してもらわなければなりません。
その仕組みを作りまでしましたが、結局受診される方は一人もいませんでした。
結局ここではそれほど経験は積んでいません。
また3か月で辞めてしまうということで、職場の皆様にもかなり迷惑をかけたな、と今では思っています。
ただ、私としてはこの経験を生かして今も仕事をしていると思っているので後悔はしていません。
申し訳ない気持ちもありますが、非常に感謝をしています。

健康保険組合の委託会社での仕事

二つ目の職場は、健康保険組合の特定保健指導を受託する会社で働いていました。いわゆる委託会社です。
これは私が自己紹介でも紹介している通り、初回面談を600人、サポートのご連絡を1万件行った会社です。
ここでは管理栄養士としてのかなりスキルアップできたと思っています。

一人前に働くまで

最初の頃は先輩についていき初回面談の様子などを見学させていただきました。
私は一つ目の職場以外にも管理栄養士として栄養指導の経験があったので、2~3回ぐらいの見学でいきなり実践に臨むことになりました。
ちなみにその後に入ってこられた方は、10回ぐらい見学に行かせてもらってました(笑)
その時はちょうど人手が足りておらず、新人の力もないと回せないほど大変だったようです。
なんとも忙しいタイミングで入ったものです。
でもそれだけ信頼してもらえてたということでしょう。

対象者の特性

ここでは本当に色々な経験をさせていただきました。
対象者の方は、千差万別。
全然やる気のない人からものすごい健康意識の高い人まで本当に様々です。
働いている仕事も生活環境も、皆さん本当に十人十色といった感じでした。
健康づくりでつまずきやすいのが、お金や時間です。
金銭的にギリギリの生活をされている方もいらっしゃいますし、『●●にはお金をかけたいと思わない』などお金に関する価値観は本当に人それぞれだなと思いました。
また時間の使い方にもそれ人それぞれです。30分の時間があれば睡眠に回したいという人もいれば、残業がないホワイトカラーでお勤めの方などは30分ぐらいなら運動に時間を回せるという方もいらっしゃいました。
その他にも保険商品の営業だと勘違いしている方、健康保険組合が一体何をしているか分からない方、桁違いの血液検査の結果を叩き出しているのにも関わらず病院を受診されない方 など様々です。
私が担当していた時は、まだ20代だったということもあり、逆に色々と教えてくれる人生の先輩方もいらっしゃいました。
時には暴言を吐かれたり、クレームを言われることもありましたが、制度の都合上仕方ないことも多々ありました。
今となってはどれもこれもいい思い出です(笑)

初回面談の訪問は楽しい

現在はコロナウイルスの感染が拡大しており、対面での初回面談はかなり制限されているようです。
私が働いていた頃は、基本的にはその会社に出向き、そこの従業員の方で特定保健指導の対象となった皆さんを全員一括で指導するというケースがほとんどでした。
そのため移動時間は基本的に自由で、私は趣味の勉強をしたり、本を読んでみたり楽しい時間を過ごしていました。
時には片道一時間半ぐらい移動にかけることもありました。
会社によっては移動中も仕事をされる方も多いようですが、個人情報を含むパソコン端末の持ち出しは基本的にはできなかったので、当然仕事することができませんでした。
会社もそのことは了承済みです。
基本的に公共交通機関での移動になるので、車の運転もありません。ちなみに私はペーパードライバーなので、この点でも非常に恵まれていました。
多くの健康保険組合では車での移動がほとんどだと思います。
公共交通機関が発達している都市で勤めていたので、その点は非常に助かりました。
この仕事をするまで、いわゆる外回りの営業!みたいな仕事をしたことがなかったので、いろんな会社に行って、会社見学をするのも個人的には楽しかったと思っています。
いい意味で社会勉強になりました。
これはここだけの話ですが、いろいろお土産をもらって帰ってきたこともありました。
お酒屋さんでお勤めだった人には梅酒をもらったり、お菓子屋さんに行った時にはお菓子を紙袋山盛りに貰ったり、自分が使っているという健康食品のサンプルをいただいたり。
後は訪問先の事務所でお話をする際に、担当のスタッフの方からペットボトルのお茶を一本まるごと頂いたりします。
小さなことですが、歓迎されているようでちょっと嬉しかったです。

給料について

二つ目の職場は派遣社員として会社に派遣されていました。そのために給料は勤めているところからもらうのではなく、派遣会社から支給されるという形です。
最初の頃は時給1400円でした。その中に交通費も含まれています。私は交通費が1ヶ月 2万円くらい支払っていたので、給料から2万円ぐらいは交通費で消えるという形になります。
1400円で1日8時間勤務、週5日でだいたい実労働20日ぐらいですね。
派遣会社ほっといても給料上げてくれないので、何度も交渉しましたが全然やっぱり給料は上がりませんでした(笑)
法改正で少し給料が上がったり、交通費の支給が別枠になったりしたのもあったので、現在手取りは20万円ぐらいです。
もちろんボーナスはありません。
独身だったら大丈夫かもしれませんが、給料の上がり方は見込めないです。
経験を積むだけのための仕事という風に割り切れば大丈夫かもしれませんが、家族を支えるという意味では少し厳しいのかもしれません。

マネージメントについて

職場では部門ごとにパートが分かれていて、チームリーダーのような存在がいました。私も社内で経験を積み、若造ながらチームリーダーのポジションにいるのですが、そこではプチマネージメントみたいなこともしていました。
ちなみにチームのメンバーは私より年上の方が多く、経験も豊富な方が多かったのです。
ただ、勤務時間が私より短かいなどの理由でチームリーダーになっていました。
少し気を使いましたが、皆さんいい方ばかりだったのでなんとか私を支えて下さっていました。
チームリーダーの仕事というのはメンバーの業務の進捗状況の管理であったり、リーダーミーティングの出席などです。
上司に現在の進捗を報告したり問題点などを 報告して、私はできるだけ課題解決に努めるようにしていました。
それがあったので少しだけ給料が上がったという形になります。
何もしていなければ多分給料が上がらず普通にそのままだったと思います。

まとめ

いかがでしょうか。自己紹介の続編のような内容になっていますが、私がどのような経歴の持ち主なのか?信頼できるのか?などご判断いただくには劣る内容かもしれませんが、皆さんの参考になれば嬉しいです。

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